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2008年9月28日金融安定化進展

 住宅ローンマスターです。

 2008年9月28日。
 日本時間、日曜日が終わろうとしている今。

 アメリカ「金融安定化政策」。
 法案成立に向けて、大きな動きがあった模様。
 以下、日本経済新聞28日付の記事です。

 《米金融安定化法案、政府・議会が大筋合意 公的資金を分割投入》

 【ワシントン=大隅隆】
米政府と議会は28日未明、金融安定化法案を巡る修正協議で大筋合意した。合意は(1)公的資金7000億ドルを議会が数回に分けて分割承認(2)利用する金融機関幹部の報酬を制限する(3)公的資金運用監視のための第三者機関創設――などで構成。28日に発表する見通し。上下両院での議決を経て大統領が署名、法案は月内に成立する見通し。

 信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題を背景に広がった米国の金融不安は、公的資金を大規模に投入して解決を目指す新たな段階に入る。ペロシ下院議長(民主)は会見で「大きく前進した。正式合意に向け文書化しなくてはならない」と語った。同議長はブッシュ大統領とも電話会談。ホワイトハウスの広報担当者も「進展を歓迎している」と述べた。

 大筋合意の内容には金融機関のワラント(株式引受権)を政府が取得。株価の値上がり益で公的資金の損失を相殺できるような仕組みも盛り込まれたとみられる。 (21:03)

 なるほど。
 共和党、「子どもの主張」を引込めたわけですね。

 残る問題。
 まず、「不良資産」買取価格をどう算定していくか。

 これは、「買取」が実行される過程で調整される面が強いだろう。

 そして、帳簿外「不良資産」が如何に顕在化して「金融安定化」を圧迫するか。


 29日の市場反応。
 好感して上昇してからの動きに注目でしょう。

 《英中堅銀B&B国有化へ 英メディア報道》

 【ロンドン=吉田ありさ】
 株価が急落している英中堅銀ブラッドフォード・アンド・ビングレー(B&B)を一時国有化後に大手銀行に身売りする案を英政府が検討していることが28日、明らかになった。英メディアが一斉に報じた。実現すれば英国では今年2月の中堅銀ノーザン・ロックに続く2番目の国有化となる。

 B&Bの最終的な身売り先としては英銀子会社を持つスペイン銀最大手サンタンデールのほか、大手英銀のHSBC、バークレイズの名前が取りざたされている。

 住宅融資大手B&Bは金融市場の混乱に伴う資金繰り難の憶測で株価が急落。英財務省と金融サービス機構(FSA)は同行の救済買収を目指し複数の大手銀行と交渉してきたが、交渉が難航。金融証券市場の混乱拡大を避けるためB&Bを一時国有化したうえ、身売り交渉を続ける案が浮上している。 (21:25)

 上記も日本経済新聞(28日付け)です。

 金融機関破綻の連鎖を公的資金が食い止められるか。

 米欧ともに、「なりふり構わぬ」策を講じる覚悟に違いはない。

 ポイントは、その経過です。
 「信用不安」を出来るだけ刺激しない、沈静させるプロセス。

 アメリカ。
 「最終手段」が政府・議会を挙げて実施される手筈は整いました。

 誰もが認める「切り札」を切ったわけです。

 浮気で神経質な市場。
 単純ではない。
 安心してはくれない。

 今回の金融不安。
 株式市場の下げが直接、金融機関そして企業最後の体力を蝕む。


 ドルの流動性悪化を象徴するかのような、為替相場の動き。
 対外通貨に対するドルの為替評価が、麻痺でもしたかのように動きづらい。

 ドル/円レート95円を目指して一気に下降した春先と比べ、逆に何とも不気味です。

 長期的な視点で「金融安定化」が大きく前進する契機を得たことに間違いはない、筈です。

 しかし、日本バブル崩壊時と比べようもない金融の高度化。
 そして、同時にグローバル化。

 日本の金融界も全力でコミットすべき状況。

 それだけに、住宅ローンの未来もいまだ不透明です。
 私など、これからの進展が現実に見えそうになった現段階。

 楽観視出来ない、複雑な思いが交錯しています。


  《 本日のポイント 》

 ☆ アメリカ「金融安定化法案」9月内の議会可決へ大筋合意。

 ☆ 米欧での経営破綻による銀行国有化等、これからが本番だろう。

 ☆ 米政府「金融不良資産」買取の具体的な方法を如何に市場が受け入れるかが今後の焦点。

 ☆ 「公的資金注入」過程で少なくとも「一時的な金融不安悪化」は避けられまい。


 ともあれ、良かった。

 「金融安定化法案」。
 9月中の成立が見込まれる。

 多くの識者が指摘するように、「金融不安」が落着くのは少なくとも2009年後半でしょう。

 しかし、日本バブル崩壊時から比べ、スピードある米当局の対応。
 アメリカ、本邦バブルを研究し尽くしていますからね。

 現代の金融。
 毀損が速い分、回復の流れも「旧時代」と比較して格段に早いのかもしれない。

 すべては、信用回復のスピード。

 それは公的資金、つまり「国家の力」を市場が信用するか否かの度合い。

 後世の偉大なケーススタディとなるでしょう。

 市場と国家管理。

 いかに高度に進化しても、金融と経済。

 昔ながらのアダム・スミス(市場の自由)とジョン・メイナード・ケインズ(市場の管理)。

 両巨人の知見の範囲に収まるものなのかも知れない。

 いえいえ、分かりません。

 住宅ローン金利の今後。
 短期金利を反映する「変動金利」も長期金利の「固定金利」も。
 不透明さだけが増大して見えます。

 つまり「現代」を象徴して、全く「単純」でない。
 2008年9月29日の市場と民間金融機関そして各国金融当局の動向に注目します。

 9月最終週。
 予断の許さない状況が続く筈です。

 それではまた、お会いしましょう。

 





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