2008年4月を迎えるにあたり、住宅ローン金利動向が気になるところであります。
前回の記事で申し上げたとおり、不肖私ですが4月の一時的な「景気」復調サインを予感する。
ここで言う「景気復調サイン」とは、「リスク回避行動」の後退。
具体的にはね。
為替で言えば、円安傾向。
株式で見れば、株買い債券売りの動き。
3月の円高レートや株価安値が、一旦「底」を打ったのではないかということ。
「悪材料出尽くし」感、でしょうかね。
ちょっと一服、てなところか。
本当の「悪材料」、これからも出ることは「明らか」ではあるのですが。
とりあえずの、一服。
3月の状況が悪かったから、4月適用金利。
少しは下がるでしょう。
そして4月の状況は一時的に持直す、という私の予測が当たれば5月金利は「やや上げる」。
一過性ですがね。
でも、夏以降。
本格的な回復の兆しが現われたなら、「日銀政策金利」が上昇(利上げ)します。
まだ論じるには、ちと尚早ですがね。
さて、各金融機関の優遇キャンペーンを見ましょう。
2008年、4月1日現在。
4月以降を占う、キャンペーン。
優遇、金利だけではないですよ。
ソニー銀行と新生銀行、当然のように「保証料」無料。
三菱東京UFJ銀行「ずーっと金利優遇コース」で自己資金20%以上の場合「保証料」無料。
で、金利を見ます。
まず、変動金利。
中央三井信託銀行、「1.3%優遇」健在で1.575%。
三菱東京UFJ銀行、前述「ずーっと金利優遇コース」で「1.2%優遇」つまり1.675%。
ソニー銀行4月適用優遇金利、1.629%。
新生銀行となると、4月適用基準(毎日変動型)変動金利1.6%。
「10年間特約付き変動金利」だと基準金利からマイナス0.5%つまり現在1.10%。
「10年間特約」とは、パワーフリーズと呼ばれる機能が特徴。
即ち「10年間で1度だけ固定金利に移行出来る」という特約。
その時点の基準固定金利マイナス1%の金利で10年までの残り期間をフリーズ(凍結)する。
10年終了後ローン残高500万円以上なら、基準固定金利マイナス0.4%固定金利も可。
うーん。
変わらぬ、新生銀行の「優遇キャンペーン」企画だ。
ちなみに、私が利用している横浜銀行。
全期間1.2%金利優遇キャンペーン終了したみたいです。
固定金利にこだわるなら。
三菱UFJ信託銀行「当社固定期間優遇型」。
当初固定金利7年型1.55%。
同固定金利10年型2.25%。
同固定金利20年型2.40%。
固定金利7年で1.55%は破格ですよ。
私が自賛する全期間マイナス1.2%優遇変動金利で、現在1.675%ですもの。
中央三井信託銀行の全期間マイナス1.3%優遇でも、現在1.575%。
それが7年固定で1.55%は絶対オイシイはずですよ。
でも「借換え」時の「諸費用」は大きい。
特に「保証料」。
「新規」なら当然ですが、ローン額が大きい程余計にかかるのが「保証料」です。
新生銀行、「保証料」無料ですよ。
2008年4月現在、「事務手数料無料キャンペーン」は終了したみたいだけど。
でもトータルコストを考えると、新生銀行「10年間特約付き変動金利」に一日の長ありか。
今後10年先の金利動向を如何に予測するかですけれどね。
アメリカ「サブプライムローン」問題が終焉すれば、景気は回復するでしょうから。
2〜3年で「サブプライム」禍の「信用収縮」も落着くと見るエコノミストは少なくない。
そして、喉元過ぎれば何とやら。
消費天国アメリカが「低金利」をテコにバブル再燃、ということも充分有得るシナリオだろう。
FRB(米連邦準備制度理事会)のこと、機動性を発揮して今度は矢継ぎ早の利上げに走る。
「グリーンスパン前議長時代の歴史」は繰返す、ですよ。
「サブプライムローン」危機が過ぎれば巻き戻しは極めて早いかもしれない、ということです。
2008年。
住宅ローン金利動向にとっても重要な1年であろうと確信します。
変換点を見極めることは難しい。
後で見れば、なあんだってことなのですがね。
《 本日のポイント 》
☆ 2008年4月適用住宅ローン優遇金利、変動金利の白眉は新生銀行「10年間特約付き」。
☆ 中央三井信託銀行「全期間マイナス1.3%優遇金利」も健在。
☆ 固定金利なら三菱UFJ信託銀行「当初固定金利7年型」1.55%が出色。
☆ ソニー銀行や新生銀行は「保証料」無料キャンペーン、条件付で三菱UFJ信託銀行も。
☆ 横浜銀行「マイナス1.2%優遇金利」や新生銀行「事務手数料無料」などは終了の模様。
本日4月1日。
日本経済新聞にも掲載されていましたっけね。
「大手4行、住宅ローン(7〜10年以上の)長期固定金利をそろって引き下げ」。
下げ幅マイナス0.1%ですよ。
3月の株式が大幅に下げ債券が買われた(利回りが下がった)のだから当然の動きです。
問題は、4月以降ですよね。
盛返しますよ。
一時的には、ね。
それがその後、どこへ向かうのか。
注視を続けましょう。
ドラスティック(急激)な動きも、あるでしょうからね。
それではまた、お会いしましょう。