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住宅ローンリアル体験レポート2016

2011年1月国債格下げ財政不安再び

 
 住宅ローンマスターです。

 2011年1月29日(土曜日)。

 晴天の続く、2011年1月。
 月末も空の青さ、変わらず。
 凛とした冷気に身の引締まる朝。
 頬に射す日の清しさよ。

 2011年、1月28日(金曜日)。
 外国為替市場。
 ユーロが対円で急落。
 前日の114円へ迫る勢いから、一転。
 NY時間で下落の勢い猛然と加速。
 終値で、前日比2円以上ユーロが安い1ユーロ111円76〜78銭。

 対ドルでも、前日比0.0121ドル安い1.3611〜12ドル。
 ユーロ高騰の「祭り」の後。
 ユーロ/ドル1.36ドル台が、久しぶりの感さえする。

 1月中旬17日以降の2週間。
 ここまでユーロが上昇を続けるとは。
 私、浅学菲才にして全く予想出来ませんでしたよ。

 明日はユーロの下落が始まる、なんて思いだけを馳せる毎日でしたもの。
 ユーロ経済、とくに好材料があるわけでもなく。
 トリシェECB(欧州中央銀行)そしてメルケル独首相。
 要人たちの「ちょっとした」発言に煽られるかのユーロ上昇。

 一方、米経済指標は相変わらず概ね好調。
 2010年12月新築住宅販売件数の市場予測、前月比3.5%。
 その結果は、17.5%増。

 ただね。
 米2010年10月〜12月GDP(前期比年率)速報値市場予測3.5%。
 日本時間22:30発表の結果は、予測より若干弱い3.2%。

 そして、瞬時に為替市場は反応。
 ドルは対円で、0.4円(40銭)のドル売り円買い。
 ドルと比べてユーロの動きは若干小幅、約0.33円少々の対円ユーロ下落。

 しかして、場が終わってみれば。
 ユーロが売られて、ドルが買われる相場。
 ユーロ/ドル、ユーロ過熱が巻戻し。
 2月へ向けて、ユーロ売り基調が始まるのか。


 遡ること2日。
 1月27日(木曜日)。
 米格付け会社スタンダード・プアーズ(S&P)が日本国債の格下げを発表。
 日本長期国債の格付けを、「ダブルA」から「ダブルAマイナス」へ。
 1段階の格下げです。

 同社による日本国債の格下げは、2002年4月以来、8年9ヶ月ぶり。

 格下げ理由として「財政赤字が今後数年にわたり高止まりする」ことを挙げた。

 そのココロは。
 @ 政府執行部、財政再建の税制改革を推進する道筋が不透明。
 A 「ねじれ国会」は、財政健全化を政府が実現する可能性を低くする。

 それにしても、日本国債の格付け。
 ユーロ圏内経済規模第4位、財政不安に揺れるスペインより格下となったか。

 ユーロ圏と言えばね。
 ユーロと一定の距離を置く、米国以前の世界経済大国イギリス。
 週初25日(火曜日)発表、英2010年10月〜12月期GDP(速報値)。
 前期比0.5%の市場予測へ対して、結果は0.5%のマイナス。
 対円で2円以上も下げたポンドでしたがね。

 そのイギリスの国債。
 S&Pの格付けで、米国に並ぶ最上位AAA。
 米・英・独・仏。
 上記4国がS&P社の国債格付けAAAとはね。
 欧米4国の独占。
 なんだか、なあ。

 日本の財政問題。
 最大のネックは、巨額の債務。
 経済協力開発機構(OECD)によれば、日本の政府債務残高。
 名目国内総生産の約204%だそうな。

 先進国の殆どが80%〜90%。
 イタリアですら約133%、とはよく言われることですがね。
 ついでに、GDP2倍を超える政府債務残高。
 第二次世界大戦直後の独仏英の水準。

 とはいえね。
 2011年、単年度での財政赤字対GDP比率の予測は。
 日本は約7%。
 米国が9%超。
 英国、約8%。

 大規模な財政出動を実施した米国が突出している。

 足元で景気回復が確認されつつある米国。
 だが、直近の財政不安を抱える。

 かたや、日本。
 「潤沢」な、1400兆円とも言われる貯蓄など個人金融資産。
 だが、貯蓄率は減少傾向。
 「貯金」が食いつぶされる日は、そう遠くないだろう。

 日本国債の買手は、95%が国内金融機関。
 しかし、国家財政不安が高じれば欧州南欧諸国の現状が他人事でなくなる。
 国債利回りが1%も上がれば、国の国債利払いが増大。
 財政不安に拍車がかかり、そうなれば不安の連鎖。
 国内金融機関とて国債を売る動きが加速するだろう。

 住宅ローン固定金利の上昇では済まない、国家の財政危機となります。


 しかしてね。
 今回のS&Pによる日本国債格下げ。
 債券市場の受け止め方は、冷静。
 相場の急な変動も見られず。

 日本の国債格下げ。
 欧州財政不安国の国債相場へ波及するとの見方もあったが。
 それは、杞憂に終わった模様。
 外国為替市場でも、1月27日。
 ユーロなど通貨の連動した動きも観測されなかった。

 やはり、28日の米国GDP速報値の弱い結果が、ユーロ安に影響したか。
 つまりは、米景気回復減速懸念の円買い、ドル買い、ユーロ売り。

 でもね、私。
 背後に重く圧し掛かるのが、エジプトの国内騒乱状況と見ていますよ。

 チュニジアに続けとばかりに、長期独裁政権の圧制へ民衆が蜂起。
 政府当局はインターネットや携帯電話の接続を遮断。
 しかし、混乱は収束するどころか拡大を続けている様相を呈しています。

 中東情勢。
 イスラム国家「盟主」の如く、イスラエルとのパイプでもあるエジプト。
 その不安定は、中東情勢をも大きく左右する要因となる。

 ユーロ圏諸国への影響波及も必至。
 2011年、2月へ向けて。
 エジプト、「動乱」とも呼べる国内の混乱は予断を許しません。

 ユーロへの影響、世界経済への影響。
 注視するしかない、エジプト情勢ですが。
 大きな波乱を含みます。

 平和と、人々の自由と権利が回復されることを祈りつつ。
 それではまた、お会いしましょう。
 



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