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住宅ローンリアル体験レポート2016

2008年12月住宅ローン金利の不思議

 住宅ローンマスターです。

 2008年11月。
 最後の週末土曜日。
 29日のうららかな空、前日の雨模様が嘘のよう。

 世界の経済状況。
 実体経済悪化がいよいよ顕著になっているのと、なんと裏腹なことよ。

 しかして。
 住宅ローン金利のみに注目すれば吉。
 日銀政策金利10月「利下げ」を反映して、大手銀行(メガバンク)4行。
 住宅ローン12月適用金利の「利下げ」が発表されています。
 (単位%。▲はマイナス、−は変化なし。)

☆三菱東京UFJ:変動2.875(−)、10年固定3.85(▲0.1)。

☆みずほ:変動2.675(▲0.2)、10年固定3.70(▲0.1)。

☆三井住友:変動2.675(▲0.2)、10年固定3.85(▲0.1)。

☆りそな:変動2.675(▲0.2)、10年固定3.75(▲0.1)

 変動金利。
 三菱東京UFJ銀行のみ変化なくも、他3行が0.2%金利を下げた。

 10年固定金利。
 4行全てが、0.1%の金利マイナス。

 日銀政策金利、「0.2%の利下げ」なのにね。

 で、先月比を見ます。
 3年固定:みずほ、が▲0.1で他3行▲0.15。
 5年固定:これも、みずほ▲0.1、他▲0.15。

 でも、元々の金利が違うだろう。
 結果として12月適用固定金利の3年と5年を比べると。
 3年固定:みずほ3.40・三菱3.35・三井3.35・りそな3.35。
 5年固定:全4行が3.55。

 そうか。
 3年固定金利0.05%みずほ、が高い。
 5年固定金利は4行とも同水準。
 10年固定金利なら逆、みずほが一番低く3.7%で三菱が高く3.85%か。

 しかし、金融機関の住宅ローン。
 店頭金利は表向き、「優遇キャンペーン」という「裏」の顔が必ずやあるもの。

 三菱東京UFJ。
 変動型金利の優遇幅を0.2%拡大すると伝えられています。

 他行についても、「優遇」の程度がマチマチ。
 「優遇」後の住宅ローン金利12月分適用金利が楽しみな現況。

 加えて、みずほの様に「新規」と「借換え」で借入金利に差があるケースも。

 「借換え」の方が、金利優遇幅が広いようです。
 同じ銀行での「借換え」が出来ないのですがね。


 全金融機関で「金利」が同じであれば、「金融自由化」の意味もない訳ですが。

 でも我々ローン利用者からすると、「金利差」が不思議な気もする。
 だって、「金利」が低い方を利用するに決まっているじゃないかと。
 大手の場合、保証料など含め事務手数料の差異が殆ど認められないですから。

 足を使えば、理由が分かるのかもしれない。
 つまり、「書かれた」金利(などのローン条件)が目安でしかないということ。

 それに第一。
 金利(などの融資条件)が好い金融機関ほど審査条件も厳しいだろう。

 相対で担当者と交渉を重ねながら、融資の条件を詰めていく訳ですから。

 《十六銀、岐阜銀に出資 再建を支援》
 岐阜県に本店を置く十六銀行は28日、経営再建中の第2地銀、岐阜銀行を資本支援する方針を固めた。岐阜銀が2008年度中にも優先株を発行し、十六銀がこれを引き受ける方向だ。資本支援額は数十億円を軸に調整。将来の経営統合につながる可能性がある。岐阜銀は世界的な金融危機や景気の後退局面入りを受けて、十六銀の支援を仰ぐことにした。
 週明けに十六銀と岐阜銀が業務・資本提携に向けた交渉に入ると発表する。十六銀は岐阜銀の資産内容を見極めたうえで具体的な資本支援額を詰める。引き受けた優先株を普通株に転換することは当面見送るが、将来は転換も視野に入れる。(07:00) (29日、日本経済新聞)

 岐阜銀行。
 業績低迷の一因として「地域金融機関の過当競争」が挙げられる。

 「住宅ローン需要が見込める愛知県での融資に力を入れたが、有力な金融機関との競争で貸出金利も上げられず収益力の回復がならなかった」。
 そう、同記事がまとめています。

 「優遇キャンペーン」も、有力な金融機関ならではの「力技」なのでしょう。

 アメリカでは、「有力=巨大」でない中小の銀行が次々と破綻。
 救済措置されるのは、「大手」金融機関のみ。
 市場原理の残酷な現実です。


  《 本日のポイント 》

 ☆ 日銀利下げを受けメガバンク4行、12月適用住宅ローン金利を下げる。

 ☆ 店頭金利に差があっても金利優遇をどの程度受けられるのか、交渉が重要。

 ☆ 競争原理で住宅ローン金利も抑制されるが、一方金融機関の破綻リスクも。


 2008年から2009年にかけて。
 金融そして経済状況も正念場。

 日米欧。
 先行きの暗さを示す経済指標が続くでしょう。

 本邦10月鉱工業生産指数も市場予想以上の低下。
 欧州、失業率高くインフレ懸念どころではない。
 そしてアメリカのみならず、原油が下げても自動車が全く売れない。

 何も売れない消費地獄、負のスパイラル。

 住宅ローンのみを考えれば、好ましい状況かもしれないが。
 我々の「給料」が保証されない現況。

 2009年。
 景気回復がなるのか。

 目下のところ、年内の日銀「追加利下げ」の可能性すら否定出来ない。
 欧州の年内「追加利下げ」を市場が大いに意識する昨今ですから。

 全く予断を許しません。
 また、お会いしましょう。


 
 



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